バッグができるまで

コーヒー豆袋がリメイクバッグへと生まれ変わる過程をご紹介します。

コーヒーの運搬に使用した麻袋は一般的に売られている生地に比べてもろく、プリント部分の色は取れやすいです。そのための下処理をしっかりとするところが肝心です。

1 - Design

まずは使う場面を想像し形や大きさを決めます。それを製図をして型紙に落とし込みます。

次に実際の麻袋に型をあててみて持ち味が生きるような柄の取り方を探っていきます。

2 - Pretreatment

麻袋はもともと運搬用に作られています。生地は粗く摩擦や紫外線に対する耐性が低く、プリント部分は色止めがされていないことが多々あります。そのままでは持つ人の洋服に色が移ったり、毛羽立たせてしまったりします。このような点を少しでも軽減させるよう、擦れやすい部分やプリント部分を保護しています。

麻袋は豆を運んでる間にできた傷があるので修復可能なものはの修復を行います。切れた部分の麻糸を新しいものに差し替えていきます。摩擦に弱いので角などの擦れやすい部分は風合いを損なわない程度に表面の保護をしています。※さらに摩擦に強くしたいときは、品質研究会のページを参考にしてください。

異素材バッグの生地や芯地、裏地、副資材の選定をします。いくつかの候補の中からメインの生地にあわせて最適だと思われるものを選んでいきます。豆の到着地点であるカフェドシェフのステンシルを入れたりもします。

3 - Sewing

生地の準備ができたら、裁断し縫製をします。部屋は麻埃だらけです。

コーヒーを愛する仲間と、これらの珈琲豆袋バッグを共有できることはこの上ない幸せです。